シングルボードコンピュータであるRaspberry Pi 3B+の導入手順についての記事です。同じくシングルボードコンピュータであるArduinoとは異なり、Raspberry Pi 3B+本体の他にも必要なものや環境設定などがあるので詳しく説明していきます。

使用するもの
今回使用するもの以下の物です。ただし、セットで販売されている物を購入すれば大体の物は揃うはずです。
- Raspberry Pi 3B+
- Micro SDカード(16GB以上が好ましい)
- HDMIケーブル
- マウス
- キーボード
- Micro USBケーブル TypeB
- USB充電器
- モニター
使用するマウスは無線の物を使用すると良いです。また、キーボードはBluetooth対応のものが良いです。マウスはBluetooth対応の物にしてしまうとBluetooth接続するためにクリックができないため必ず無線か有線の物にしてください。キーボードはゲーミング用の光るような物は使用しないでください。Raspberry Pi 3B+から供給できる電力が不足する原因しなります。そのためキーボードはBluetooth対応のものが良いと思います。
上記の物でわからないものがありましたら、Amazonなどでそのまま検索をすると出てくると思います。
OSの書き込み
OSのインストール
Raspberry Pi 3B+を使用するためには、OSをインストールする必要があります。OSとは、オペレーティングシステムの略でコンピュータを動かすのに必要なソフトウェアのことです。例えば、Windowsやmacなどが挙げられます。Raspberry Pi 3B+で動作するOSはたくさんあります。気になる方は下記のURLより調べると良いとも思います。
今回私が使用するのは、Raspbian Buster with desktop and recommended softwareです。以下のURLよりダウンロードをしてください。
balenaEtcherのインストール
上記のURLでダウンロード完了後、OSをMicro SDカードに書き込むためのソフトをインストールします。使用するのは、「balenaEtcher」です。以下のURLよりインストールをしてください。
書き込み
OSのイメージファイルと「balenaEtcher」をダウンロードが完了したら、書き込み作業に入るため、Micro SDカードをPCにセットしてください。「balenaEtcher」を起動し、以下のようにイメージファイルを選択し、書き込むSDカードを選択します。

上記のようにセットができましたら、「Flash!」をクリックし、書き込みスタートです。書き込みにはかなり時間かかると思います。完了するまでお持ちください。
Raspberry Pi 3B+の起動
接続
Raspberry Pi 3B+を起動させるための接続方法を説明します。
以下に示すように、Raspberry Pi 3B+の背面にMicro SDカードを挿入してください。

以下に示す場所にそれぞれのケーブルを接続します。HDMIはモニターと接続し、Micro USB TypeBはUSB充電器を用いて電源に繋げます。USBには、マウスやキーボードを接続してください。


起動
私の使用環境は、無線マウスにBluetooth対応キーボードのため接続すると以下のようになります。

使用したキーボードは以下物です。(秋葉原で適当に買ったらすぐ何個か取れてしまいました)

上手く起動が完了すると、以下のような画面がモニターに出力されます。

次に、初期設定が始まります。初期設定では、使用する言語や時刻の国の設定や接続するwifiの設定、パスワードの設定などです。必要に応じて設定を行ってください。これでRaspberry Pi 3B+の導入は完了です。
今回の記事に関して質問など気になった点などありましたら、お問い合わせまでお願いします。また、youtubeやSNSなどやっているので気になった方はフォローよろしくお願いします。

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